ゲスト あわら市郷土歴史資料館館長 九千房英之氏

2024/04/19(金)
ゲスト
あわら市郷土歴史資料館館長
九千房英之氏

あわら市には、今年3月16日に開通した北陸新幹線の芦原温泉駅があります。今から20年前の3月、金津町と芦原町が合併しあわら市が誕生しました。今回は、あわら市郷土歴史資料館館長九千房英之氏よりお話を伺いました。

金津町の遺跡からは、縄文時代85点のアクセサリーが出土し、この数は日本で最も多く、この資料館に展示しています。金津町の地名の由来は、奈良時代から平安時代にかけて竹田川を利用し、鉄を積みだす川港があったことから「金津」と呼ばれました。

江戸時代になると、金津は北陸街道の宿場町として栄え、九頭竜川には竹田川等多くの川が合流し、その下流の三国港は北前船が盛んに行き来していたそうです。代表的な積み荷は、笏谷石の他、18世紀に起源がある水を弾く赤茶の越前瓦でした。函館奉行所の屋根はこの越前瓦が、小樽のニシン御殿では笏谷石が使われていました。


画像:国土交通省(https://www.mlit.go.jp)より引用
あわら市郷土歴史資料館では、北陸新幹線芦原温泉駅開業記念企画展「きて・みて!あわらのお宝展」を5月6日まで開催しており、是非「きて・みて」欲しいと仰っていました。