ゲスト 神奈川県大磯町郷土資料館 学芸員 富田三紗子氏

2024/05/24(金)
ゲスト
神奈川県大磯町郷土資料館・学芸員
富田三紗子氏

大磯は東海道五十三次8番目の宿場町で、旅籠屋が立ち並び栄えていました。風光明媚な町並みだったのが、展示していた歌川広重の絵からもわかります。今回は、近世史が専門の富田氏にお話を伺いました。

大磯町郷土資料館では、縄文時代からの遺跡が常設されており、現在は「朝鮮通信使がやって来た!」 の企画展を6月16日まで開催。「絵本朝鮮通信使」の原画から、行列や饗応料理などを展示しています。

朝鮮通信使は釜山から、室津、兵庫津、大坂のいずれかの地までは海路でしたが、その後は陸路で江戸まで参府し、大磯でも500人程が宿泊していました。
資料館には、明石藩が大磯宿で接待を担当した饗応を記録した古文書も展示されています。使節団が訪れた際に提供された食事の記録の他、旅籠屋の宿割り、町の様子もわかるとのことです。