【オンライン浪漫紀行】丹後狛犬と越前狛犬〜狛犬様式の伝播〜
2024/02/25(日)
ゲスト
福井県若狭町在住
明治大学 獅子・狛犬研究所 客員研究員
中森あゆみ氏
丹後と越前では全国に先駆けて石像狛犬が作られています。
丹後では14世紀に作られた狛犬が20対ほどが現存しており、越前では16世紀から沢山の石像狛犬が作られ北前船で全国に運ばれています。越前狛犬の奉納先は航路の寄港先の神社や海難の避難先に多く残されております。
また、狛犬の起源が古代メソポタミア文明で王の両脇で護衛をしている神像である事や、日本にある石像狛犬の始まりが奈良県東大寺にある仁王像(におうぞう)の裏に置かれている獅子像である事など、現在の狛犬に至るまでの歴史的経緯も詳しく解説していただきました。
画像:越前狛犬
狛犬研究ホームページ(https://sakichi-jinja.com/mask.html)より引用
