ゲスト 明治大学 獅子・狛犬研究所 客員研究員 中森あゆみ氏

2024/03/08(金)

ゲスト

福井県若狭町在住

明治大学 獅子・狛犬研究所 客員研究員

中森あゆみ氏


前回狛犬のお話をしていただいた中森氏に、今回は養蚕の始まりや京都の西陣織、沖縄の伝統工芸品「芭蕉布」のお話等伺いました。中森氏は、秩父の神社の石像物が右手に繭玉、左手には桑の木を持っている姿を見て、養蚕・織物・蚕信仰の研究をするようになったそうです。


秦が中国統一した紀元前221年、養蚕技術の国外持ち出しが禁じられていたので、恐らく三国志の時代(2-3世紀)多くの人が日本に移住して来た際、製鉄や製塩業と共に、養蚕・絹織物の技術も日本に伝わって来たと考えられるとのこと。その歴史的経緯も詳しくご説明いただきました。



画像は蚕神で、右手に繭玉、左手には桑の木を持っています。